Coinhive(コインハイブ)の概要

Coinhiveとは?

Coinhiveとは、簡潔に述べると、webサイト所有者や運営者が、Javascripで書かれたスクリプトをwebサイトに埋め込むことにより、webサイトを閲覧した人のCPUを借り仮想通貨をマイニングしMonero(モネロ)という仮想通貨を報酬として受け取ることができるサービスのことです。

用語
  • javascript : 世界的にもっとも人気のあるプログラミング言語の1つ。webに関するほぼ全ての領域で使用されている。
  • CPU : コンピューターの中央処理装置。人間で例えると頭脳。全てのコンピューターに搭載されている。

 

これまでサイトの運営者は、サイトで収益を上げるためには、広告を導入するという方法しかなかったのですが、Coinhiveは、閲覧者のCPUを用いることによって、「うざい」「大量の」広告を表示せずともサイトの運営者に収益が入るシステムとして注目されています。

 

Coinhiveの公式情報(ホームページ)はこちら!

Coinhive騒動に関連する論点

Coinhiveは、「誰でも」「気軽に」スクリプトを埋め込めることにより、「誰でも」「気軽に」サイトの閲覧者のCPUを使ってマイニングを行うことを可能にしました。

 

Coinhiveに関連して、問題視されている論点の1つとして、javascriptのスクリプトにより、閲覧者の許可がなく閲覧者のCPUを活用して収益を上げることができることが挙げられます。

 

警察側の見解としては、閲覧者の意思に関係なくCPUを使用することが違法行為にあたるという解釈のようです。

 

「閲覧者の意思に関係なくCPUを使用することが違法行為にあたる」という解釈は、非常にアバウトなもので、この解釈を適用するとwebを閲覧すること自体も意思に関係なくCPUを使用するという解釈もできてしまう可能性があるので、twitterやネット上で波紋をよんでいます。

Coinhiveに対する警察の見解

警察庁の公式見解によると、

自身が運営するウェブサイトに設置する場合であっても、マイニングツールを設置していることを閲覧者に対して明示せずにマイニングツールを設置した場合、犯罪になる可能性があります。

 

としています。

 

Coinhive関連の逮捕者は、不正指令電磁的記録(ウイルス)の供用・保管という容疑での逮捕とされています。

 

CPUが仮想通貨のマイニングに使用されることがサイトを閲覧する前に明示されていないと、サイトの閲覧者のCPUが、閲覧者の許可を取らずに用いられる可能性があることから、Coinhiveは刑法上のウイルスに該当するという警察の判断のようです。

 

刑法上では、ウイルスに関して、

人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録

上記に掲げるもののほか、上記の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録

との定義がなされています。

 

警察側の解釈に関する批判

twitter上での批判

実際に、Coinhive関連で警察から家宅捜索を受けた方のtweetです。この方は、警察の解釈を不当なものであるとして、裁判で戦っていかれるとのことです。

 

ネット上では、実際にこの裁判を応援する支援サイトも立ち上がっています。

セキュリティ研究者高木氏による批判

セキュリティのプロによる見解は必見です。

 

少し高度な内容ですが、論点が明確に指摘されています。

懸念されていた濫用がついに始まった刑法19章の2「不正指令電磁的記録に関する罪」

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