個人の時間を売買可能にするサービス、Timebank(タイムバンク)。そのアプリの特徴や内容をわかりやすく解説。ICOの噂についても解説します。

Timebank(タイムバンク)とは?

Timebank(タイムバンク)は、20万部を記録した名著「お金2.0」の著者でもある佐藤航陽氏が代表を務めるメタップス社が、2017年の秋に発表した新しいサービスです。

 

アプリの中では、著名な専門家達の”時間”が株式のように売りに出されており、ユーザーは専門家達の時間を買うことで、その時間を使用したり、また売りに出すことができます。

 

Timebank(タイムバンク)は時間の取引所です。10秒単位で時間をリアルタイムで売買できる仕組みを通じて、経済と時間の再発明を目指します。

 

Timebank(タイムバンク)のメリット

時間を売り出す専門家のメリット
時間を発行する専門家は、自分の時間を売りにかけることができ、現実世界で自分の価値が上がればTimebank(タイムバンク)内での自分の時価総額もあげることができます。
自分の時価総額が上がれば、より少ない時間を売りに出し、より多くのお金を集められる、といったメリットがあります。
時間を購入するユーザーのメリット
一方で時間を購入するユーザーは、専門家の時間を買うことで、専門家に対し相談や講演会などを依頼することもできるし、時間を安値で買い、高値で売る事でキャピタルゲインを得る事もできます。

Timebank(タイムバンク)の特徴3つ

1:買った時間を売却できる

2014年頃にTimeticket(タイムチケット)というサービスがメディアを賑わせました。そのサービスでは、タイムバンクと同じように、ユーザーは30分単位である専門家の時間を買うことができ、スキルを学んだり、お手伝いを依頼することができます。

 

スキル共有のためのCtoCマーケットとして、今現在もサービスは運営されています。

 

このように、個人がもつ余剰資産を個人間で提供し合うサービスはここ数年間で劇的に増えてきていて、巷ではシェアリングエコノミーと呼ばれています。

 

最も有名なもので言えば、余ったモノを個人間で売り買いできるメルカリです。海外で言えば、民泊のAirbnbやタクシーのUberなどが挙げられます。

 

しかし、Timebank(タイムバンク)と一般のシェアリングエコノミー系のサービスとでは、決定的に違う点が一つあります。

 

それは”売り買いされる資産(Timebank(タイムバンク)で言えば”時間”)の相場が、まるで株式のように変動し、かつその資産は、その資産の形を保ったまま、再度売りに出すこともできるという点です。

Timeticketでは、お金で買ったチケットを売りに出すことはできませんでしたが、Timebankでは、買った時間を売りに出すことができます。

 

さらに、チケットの価値は変動しませんが、時間の価値は常に変動し続けています。

 

以上のような、まるで株式取引所のような仕組みを取り入れたことで、取引される価値の流動性は高まり、市場原理が働きやすくなるのです。

 

投機的な要素も含まれたタイムバンクでは、当然のようにお金稼ぎ目的で専門家の時間を運用し利益を得るユーザーも参加しています。

 

ですがその分、専門家たちの時価は日々変動し、よりリアルタイムで個人の価値を測定する事ができるようになりました。

 

2:時間を売りに出すことができるのは、影響力を持った専門家に限られる

 

Timebank(タイムバンク)では、誰でも自分の時間を売ることはできません。現在この取引所で時間を発行することが許されているのは、”影響力偏差値”が57を超えた専門家に限られています。

 

この影響力偏差値は、FacebookやTwitter、インスタグラムなどの各種SNSのフォロワー数などから総合的に算出されているといいます。

 

なのでTimebank(タイムバンク)で大きな時価を出している専門家達はSNSを上手く活用できている人であることが分かります。

 

SNSなどのメディアを使用していない専門家もいれば、使用頻度や見せ方の上手さなども関係してくることは明らかです。このことから、本当の時価は測れていないのでは、という指摘もあります。

 

3:評価経済の概念を取り入れた仕組み

 

近年、”評価経済”という言葉をよく耳にします。評価経済社会とも言われますが、つまりこれは、「評価」を仲介として、モノ・サービス・お金が交換される社会のことを指します。具体例として、こんな言葉があります。

 

「1億円があってもTwitterのフォロワー100万人は集められないが、Twitterのフォロワーが100万が100万人いれば1億円は集められる。」というものです。

 

この言葉ほど、評価経済社会を如実に表しているものはないでしょう。

 

つまり、従来であれば、お金の下に評価が従属する社会だったのに対し、現代では、評価や影響力を数値化したフォロワー数という資産の下にお金が従属する社会になっている、というが言いたいのです。

 

先ほども言いましたが、Timebank(タイムバンク)で時間を売っている専門家達は、お金があるという理由だけでは時間を発行することはできません。

 

彼らはTwitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)などのソーシャルメディアで抜きん出た評価を得ているからこそ、1時間あたり100万円もの”時間”を発行する事ができるのです。

 

この評価経済のロジックをいち早く取り入れている点で、Timebank(タイムバンク)というサービスはとても先進的と言えるのです。

 

他にもVALU(バリュー)などのサービスも同じように評価経済的な仕組みを構築した個人株式を売買できます。ぜひそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

※VALUについてはこちら

 

Timebank(タイムバンク)がICOするという噂について

 

 

ICOとは、一般にいう株式公開(IPO)とは異なり、仮想通貨を発行して資金調達を行う手法のことを指します。ICOについてはここでは詳しく触れませんが、上場企業であるにも関わらずICOをするというのは日本初の試みです。

 

公式発表によると、実ビジネスにブロックチェーンを導入するICOソリューションを提供するCOMSAと提携することで、早くて2018年の夏、遅くとも年内にはICOを実施し、広告や開発費を増幅させていくと発表がありました。

 

これからは個人の時間だけではなく、物(レンタル)や場所(不動産・宿泊)などのあらゆる時間の価値の最大化を図っていくという方針を打ち出しています。ICOが仮になかったとしても、今後のTimebank(タイムバンク)の発展に目が離せません。

Timebank(タイムバンク)は世界を見渡しても類をみない先進的なサービス

 

ここまでTimebank(タイムバンク)のことについて学んでみて、いかがだったでしょうか?実際に”評価経済”という言葉がここまで社会に浸透しているのは、日本以外にはありません。

 

なので当然、Timebank(タイムバンク)のようなサービスも世界中どこを探しても日本にしかありません。

 

Timebank(タイムバンク)は、まさに世界の最先端をいくサービスといっても過言ではないのです 。ICO後の発展・世の中をどう変えていくのか、といったことを考えると、今後も目が離せませんね。

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