昨年のICOにて、たった4分で1億円の資金を調達した注目のプロジェクトALIS(アリス)。

 

この記事では、ALIS(アリス)の詳しいサービス内容や実現する未来などの情報に加え、去年行われたICOの概要についても、ホワイトペーパーの情報を参考に、わかりやすく解説します。

 

仮想通貨・ブロックチェーン技術の活用事例に興味のある方におすすめの記事です。それでは、見ていきましょう。

ALIS(アリス)とは何なのか?

ALIS(Alliance Wisdom)とは日本初のブロックチェーン・仮想通貨技術を用いたソーシャルメディアプラットホームです。

 

ALIS(アリス)は、ブロックチェーンを基盤にすることで、ユーザー間で仮想通貨(トークン)が循環するSNSプラットホームを作り上げました。しかしこれだけではイマイチよくわからないと思うので、順を追って説明していきます。

 

ALISの理念・目的

 

ALIS(アリス)の理念は主に以下の2つにまとまります。

高品質で信頼性の高い記事(コンテンツ)が評価され、ユーザーが求める情報に早くアクセスできるようにすること。

 

ステルスマーケティングや広告まがいの記事、信頼性の低い記事・評価をなくすこと。

 

近年、ウェブやソーシャルメディアには多種多様かつ莫大な量の情報が流れています。情報革命により、私たちが1日に目にする情報量は530倍にまで跳ね上がりました。

 

これは一見素晴らしいことのように思えますが、一方で、Webメディアにおいて問題とされていることがあります。

 

それが、、

・露骨にアクセスやビュー数を稼ぐために書かれた悪質な記事

・鬱陶しいかつ大量の広告

 

と言った現象の数々です。素早く正確な情報にアクセスしたいユーザーからすれば、これらの現象はストレスでしかありません。

 

ALIS(アリス)はこれらの問題に対し、ブロックチェーンそして仮想通貨の技術を用いて、信頼できる良質な記事(コンテンツ)だけが評価されるプラットホームを作るという解決策を提案しています。

 

ALISの仕組み

 

2017年9月にIICOを実施し、2018年5月現在、クローズドな形でB版をローンチしているALIS(アリス)ですが、そのサービスの仕組みはどのようなものなのでしょうか?

 

従来のwebメディアの課題

 

従来のネットメディアの収益モデルは、主にPV数(閲覧数)やユーザーの滞在時間に対しかけられる広告収益モデルと、サイト内に設置してある商品のリンクをクリックする、又は商品を購入することに対して支払われるアフィリエイトモデルが一般的でした。

 

しかし上記のシステムだと、アクセス数狙いの釣りタイトルや、実は中身のないペラペラの記事、収益目的で大量のアフィリエイト広告を貼り付けるといった悪質な記事・制作者が蔓延する自体を招いてしまいます。

 

当然このようなコンテンツ・制作者に対しては、それ相応の対価が支払われてしまっています。

 

しかし以上のような状況では、本当に価値を持つ信頼性の高い記事・制作者に対してお金が落ちてこないという問題があります。

 

(ご存知の通り、GoogleもFacebookも収益の7割以上が広告に依存していることから、従来のWEBメディアが広告モデルに依存していることは明らかです。)

 

ALIS(アリス)が見出した解決策

 

ALIS(アリス)は”ユーザー(閲覧者)が良い記事を書いた制作者に対し直接報酬を支払う仕組み”を設計することで、これらの問題を解決します。

 

制作者が投稿した記事は、多種多様な人たちからの「いいね」をもらうことで評価されます。(いいねの数が多ければ多いほど、報酬が高くなります。)

 

さらに、ある記事を誰にも気づかれていない初期の段階で「いいね」したユーザーにも、その記事が後にバズることがあれば、それ相応の報酬が支払われます。

 

つまり、良い記事を書いた個人と、その良い記事をいち早く発見した個人が報酬を得ることができ、得をするというシステムが構築されているのです。

 

制作者は良い記事を書くことで評価され報酬をもらい、ユーザーは真っ先に良い記事を評価することで報酬を得るというこのシステム上では、広告や閲覧数というインセンティブ(動機)が存在しません。

 

よって、昨今のWebメディアで起こる悪質な問題を解決する可能性があるのです。

 

メディアの質を高める巧みな設計

 

一見、複数の人間でグルを作り、お互いの記事を評価し合うことで意図的に報酬をもらおうと考える人間が出てきそうですよね。

 

しかしALIS(アリス)は”固定メンバー同士での評価は繰り返し行われるほどその効力が失われる”と言う信頼度を保つアルゴリズムを導入しているので、そのような心配はありません。

 

さらにこのロジックがあれば、例えば有名人やインフルエンサーなどが書いた記事でも、一般の制作者とフラットに評価されることになります。

 

同じファン層、同じ人からしか評価されない制作者はの信頼度はあまり向上しません。

 

これらの技術設計を踏まえると、従来のウェブメディアプラットホームよりもはるかに良質で信頼できる記事に価値が見出される設計なのです。

 

仮想通貨はどのように使われているのか?

 

そして上記で記した報酬こそが「ALIS」という仮想通貨(トークン)のことなのです。

 

詳しい技術的な内容についてはここでは割愛しますが、最近話題となっているブロックチェーン技術の上に、仮想通貨による新しい経済圏が成り立ちます。

 

その仮想通貨を流通させる基盤の中でも、サービス開発に最も汎用性の高いと言われているEthereum(イーサリアム)というブロックチェーン基盤の上で、ALIS(アリス)は独自トークンを発行し、このサービスを提供しています。

 

ALISトークンを保有するには、取引所からEthereum(イーサリアム)を買い、購入したイーサ(ETH)をALISトークンに交換する必要があります。※取引所開設はこちら)

 

このことから、ALIS(アリス)のサービスの中でALISトークンをたくさん稼ぐことができれば、Ethereum(イーサリアム)を通じて、現金にも換金可能と言うことになります。

 

さらに言えば、ALISトークンは、ALISというサービスが発展すればするほど価値が上昇するので、初期からALISトークンを保有している方は、キャピタルゲインを得る可能性を持っています。投資目的の方はALISのサービス自体の発展にも目を向けておくことをオススメします。

 

ALISの将来性

 

ALIS(アリス)のホワイトペーパーによると、今後の戦略は次のようになります。

ニッチな領域におけるマーケットシェア確立(仮想通貨・マイナーなアニメ、漫画など)

あらゆる口コミサイトの領域に拡大する(飲食・旅行・ダイエットなどの日常情から、進学・結婚・住宅購入などのライフイベントまで)

3 蓄積された信頼情報をもとに、新たなサービスを展開する。

現在はB版ということもあり、ユーザーの声を聞きながらモデルを模索している段階です。

 

もしALIS(アリス)が成功しプラットホーム上で新しいサービスまで生まれることになれば、それはALIS(アリス)が新しいソーシャルメディアのカタチを0から作り出したとも言えるでしょう。

 

先月4月にB版をローンチしたばかりの現時点で、ALIS(アリス)が成功するかどうかを見分けることは困難だと言えるでしょう。

 

ネガティブなことを言えば、ブロックチェーン技術自体がまだ未成熟な部分が多いからです。加えて、日本での仮想通貨事業に対する世間の目は厳しく、規制も徐々に高まっているというネックもあります。

 

優秀なチームメンバー

 

現在ALISは3名の共同創業者によって支えられています。

 

CEO 安昌浩(28)

京都大学において核融合の研究を専攻し、ヘリカル型プラズマのアルヴェン固有モード励起のパターンをFortran言語で解析。 2011年株式会社リクルート(Indeedの親会社)入社、ビジネスSNS・名刺管理アプリ・リファラルツール等の事業戦略、新規事業開発、開発ディレクションを行う。 また、機械学習や自然言語解析等にも積極的に取り組み、2016年リクルートグループの企画に贈られる最高賞GROWTH FORUMを受賞。 その後日本マイクロソフトとの共同プロジェクトのプロジェクトリーダーも兼ねる。 ブロックチェーン技術に出会い、AI・VRよりも世の中の進化スピードを早められる手段だと確信し、ALISを立ち上げる。

 

水澤貴(31)

立命館大学在学中にスタートアップ企業を立ち上げた後、ベネッセコーポレーションに入社。わずか1年目にして全社組織のマーケティング部門MVPを受賞し、学生向けSNSや学習用タブレットの新規事業を経験。 その後、「学ぶ」と「働く」の接続を目的にリクルートキャリアへ転職。 MOOCやリファラル採用ツールの事業開発に従事する中で、コミュニティ共創型の事業開発に没頭する。 マーケティングの重要な役割を「価値の創造源」に位置づけ、一人ひとりの持ち味が発揮されやすいエコシステムの実現を目指す。

 

石井壮太(35)

業界歴13年超のエンジニア。新技術や未経験の業務を好み、役割や技術を問わず意識的にゼネラリストを指向。 暗号通貨、ブロックチェーンの技術動向は2013年より追っておりWEBの「次」を作る中核技術であると確信している。 その流れを推し進めることに強い関心があり、安・水澤と共にALISをスタートした。

 

ご覧の通り、かなりの実績をもつメンバーが集結していることがわかります。サービスにおいて、プロダクトの性能はもちろん重要ですが、それ以上にメンバーの実力は大きな鍵を握ります。

 

ALISは日本のスタートアップの中でも優秀なメンバーが揃っているので、期待が高まります。

 

ALIS(アリス)には、Steemit(スティーミット)という海外の先行モデルが存在する

実はALIS(アリス)ができたのは、CTOである石井さんが、ブロックチェーンをベースにしたソーシャルメディア「Steemit(スティーミット)」に南米の旅行記を掲載したことから始まったそうです。

 

その時の旅行記は読者の評価を受け、石井さんは米ドル換算で30ドルほどの報酬を仮想通貨で受け取ることができたそうです。

 

どんな事業であれ、先行するサービスがあると開発がしやすいと言われています。海外で成功しているsteemit(スティーミット)を分析することで、よりよりプロダクトを開発していくことができるでしょう。

 

 

ALISの価格・チャート解説

ALIS ALIS (ALIS)

$ 0.095252 USD (1.35%) 0.00001410 BTC (-1.22%) 0.00019627 ETH (-2.16%)

時価総額
$ 3,696,295 USD 547 BTC 7,616 ETH

ボリューム(24時間)
$ 1,691 USD 0.25 BTC 3.48 ETH

循環供給
38,805,314 ALIS
総供給
75,209,200 ALIS

ALIS/CoinMarketCap

 

 

ALISはの価格変動を見るには、以下の3つがポイントです。

 

・最高価格(2017/11/13) :0.00012BTC(約1200円)

・最近の価格(2018/7/8) :0.000014BTC(約14円)

・上場後の最低価格(2017/10/2) :最低価格0.00001BTC(約10円)

 

以上から分かることは、現在のALISの価格は最高値をつけた2017年の11月13にちから、徐々に史上最低額へと減少していっていると言うことです。振れ幅が大きいですね。

ALISを購入できる取引所・購入方法

ALISは海外取引所でのみ購入可能

 

現在国内の取引所でALISを扱っているところはないので、海外の取引所から購入することしかできません。

ALISを取り扱っている取引所
Coin Exchange(コインエクスチェンジ)
Yobit(ヨービット)
Cryptopia(クリプトピア)
EtherDelta(DEX)

まずは国内の取引所でBTCやETHを購入してから、海外の取引所を開設しましょう。

 

国内の取引所では、  がオススメです。

ALISの保管方法・公式ウォレット

 

コインチェックの事件からも学んだように、中央集権的な取引所に仮想通貨を保管しておくのは様々なリスクがあります。なのでできる限りウォレットに管理して保管することをオススメします。

 

ALISの場合は、「MyEtherWallet」がオススメです。

 

ALIS(アリス)が生み出すWeb3.0という新しいメディアプラットホームのカタチ

 

ALIS(アリス)は、仮想通貨・ブロックチェーン技術を用いて、質の高いコンテンツを生み出す信頼度の高い個人に対し正確に報酬が付与される設計を作り出しました。

 

これにより、従来の広告やステルスマーケティング、アクセス数狙いの悪質な記事が錯乱するWebメディアのあり方を根本から変えようとしています。

 

新しいソーシャルメディアのあり方を作り出そうと試みるALIS。ついにB版が開始され、今後の動向に期待が高まります。

 

また、ALIS(アリス)の革新性をもっと詳しく知りたい方は、Web3.0という概念を学ぶことをおすすめします。

 

Web3.0の概念が理解できると、いかにALISの作るソーシャルメディアが先進的であり、我々の生活に影響を及ぼしているかがハッキリと理解できるでしょう。

 

少しだけ説明すると、Web3.0は、従来のインターネット・Webが抱える中央集権的な情報の集積から生じるリスクを防ぎ、個人の自由と権利を膨大なデータを所持する巨大なIT企業から奪い返す力を持っています。

 

しかしこれだけの説明では、かなり抽象的な説明で分からなかった方の方が多いと思われるので、Web3.0について詳しく学びたい方は、以下の記事をオススメします。良記事です。

Web3.0の衝撃とは?

 

 

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